「cf.」って何の略?意味・読み方・使い方を解説!
英語の論文をはじめとし、ビジネス文書でもよく見かける「cf.」という略語。
「cf.」は何の略語なのでしょうか?今回は「cf.」の意味や使い方について詳しくご紹介します。
「cf.」の意味
「cf.」は、ラテン語「confer」の略語で、「~を参照してください」「~と比較してください」という意味があります。
英語でも「confer」が動詞として使われていますが、「参照」や「比較」の意味合いは持ちません。英語では、「相談する」「話し合いをする」という意味で「confer」が使われています。
「cf.」の読み方
「cf.」は、口語として日常会話で発する機会はあまりありませんが、そのままアルファベット読みで「シーエフ」と読みます。
ただし、英語圏では「比較する」を意味する「compare」と英語発音されることもあります。
いずれにせよ、「cf.」「compare」のどちらで読んだとしても意味は伝わります。
「cf.」の使い方
「cf.」は、「cf.」の後に「.」ピリオドを打ち、参照してもらいたいものを表記します。ページ数をはじめとし、章、書籍名、URLなど表記できます。一例として、以下のように「cf.」を使えます。
例
・「cf. P5」
5ページを参照してください。
・「cf. chapter 10」
10章を参照
・「cf. https://〇〇〇/△△△△/pdf」
https://〇〇〇/△△△△/pdf」のPDFファイルを参照してください。
「cf.」以外の略語
「cf.」以外にも、本やビジネス文書などで目にする略語があります。代表的なものとして
- 「e.g.」
- 「i.e.」
を挙げることができるでしょう。
では、これらの意味と使い方も「cf.」と一緒に覚えておきましょう。
「e.g.」の意味と使い方
「e.g.」は、ラテン語「exempli gratia」の略語で、「たとえば」「例」を意味します。英語の「for example」と同じような意味合いと言えるでしょう。
日本では、英語の「for example」を略した「ex」がよく使われていますが、英語圏では「e.g.」の方が馴染みがあるようです。
「e.g.」は、そのままアルファベット読みで「イー・ジー」です。
例文
I like flowers, e.g. cherry blossom, tulip, rose, and iris.
わたしは花が好きです。たとえば、さくら、チューリップ、バラ、あやめです。
「i.e.」の意味と使い方
「i.e.」は、ラテン語の「id est」の略語で、「言い換えると」「要するに」「つまり」などの意味があります。英語の「that is」のニュアンスのように使われています。
「アイ・イー」とアルファベット読みをします。
例文
I have visited many countries, e.g. USA, Italy, France, Spain, and Mexico.
わたしは色々な国、たとえば、アメリカ、イタリア、フランス、スペイン、メキシコなどを訪れたことがあります。
まとめ
「cf.」「e.g.」「i.e.」は、日常会話の中で頻繁に登場する言葉ではありませんが、書類や書籍などの書面の文章でよく見かける略語です。
これらの意味を覚えておくなら、文章を読む際、すぐに全体の内容を理解できるでしょう。