「let it go」の意味は「ありのまま」?「let it go」の正しい意味

「let it go」の意味は「ありのまま」?「let it go」の正しい意味

「let it go」と言えば、ディズニー映画「アナと雪の女王」を思い出す方が多いのではないでしょうか?

映画では「ありのままで」と訳されていましたが、本来はどのような意味があるのでしょうか?

「let it go」本来の意味

「let it go」の「let」に は「~させる」「(~することを)許す」「~するが良い」、「go」は「行く」「進む」「立ち去る」の意味があります。よって、直訳すると「それを行かせる」になります。

そのため、「let it go」は、「手放す」「ほっておく」「諦める」「何もしないでおく」「そのままにしておく」などのニュアンスがあります。

アナと雪の女王の「let it go」

ディズニー映画「アナと雪の女王」の主題歌では、「let it go」が「ありのまま」と和訳されていました。しかし、先述したように、「let it go」には「手放す」「ほっておく」などの意味であり、「ありのまま」という意味ではありません。

映画の中で「let it go」が「ありのまま」と訳されたのは、主人公エルサの英語の口の動きと日本語の口の動きを合わせるために、「ありのまま」と訳したと言われています。

ですから、「let it go」=「ありのまま」と覚えてしまった方は、この機会に本来の意味を覚えておきましょう。

「let it go」の使い方

「let it go」は、3語まとめて使うことで「手放す」「ほっておく」などの気持ちを表現することができます。日本語では、「諦めて手放す」というニュアンスがあります。

では「let it go」を使った例文をみていきましょう。

You should let it go.

(もう諦めたほうがいいよ。)

I can’t let it go.

(どうしても諦めることができない。)

I think you should just let it go.

(もう忘れたほうがいいと思うよ。)

I guess you should just let it go.

(放っておいた方がいいよ。)

まとめ

「let it go」には、「手放す」「ほっておく」「諦める」「何もしないでおく」など、諦めて手放すというニュアンスがあります。

「let it go」=「ありのまま」は、あくまでも映画での翻訳ですので、本来の意味をしっかり覚えておきましょう。